2018年09月号 Vol.50

2018年9月号のヘルスアップ・ニュースは、災害時の「エコノミークラス症候群」について取り上げます。
エコノミークラス症候群は、窮屈な場所に長時間同じ姿勢のままでいると、血流が悪くなり血管内に血の塊(血栓)ができて痛みや腫れが生じたり、血の塊(血栓)の一部が血流にのって肺まで達し、肺の血管を詰まらせてしまう危険性があります。
2年前の熊本地震では、大規模避難所施設の損壊による避難所不足、度重なる余震の恐怖などから多くの方が車中泊避難をされました。
その結果51人が入院を必要とするエコノミークラス症候群を発症し、そのうち重症は5人で1人が亡くなっています。
残念ながら、日本では災害の度に多くの方がエコノミークラス症候群にかかるという事が繰り返されています。
災害が起こる前に、エコノミークラス症候群の原因や症状、その対策や予防方法を知っておくことは防災の観点から大切なことです。
一緒に学んでいきましょう。

また、みなさん「たかが歯周病」と考えていませんか?
歯周病は生活習慣病の一つであり、肥満や高血圧、高血糖、脂質異常症などの発症とも関係することから、「生活習慣病で最初に現れるのが歯周病」とも言うことができます。
歯周病などで歯数が少ない人は、寿命が短いことも明らかとなりました。
生き生きと健康長寿を謳歌するために、歯周病をしっかり予防しましょう。

今月号も、みなさまの元氣創造!健康でイキイキ・わくわく明るい人生のためにお役に立てる情報を満載でお届けします。


2018年10月25日